マクロを使ってみよう(2)


カレンダーを修正する

説明(1)の例でカレンダーを追加しましたが背景色の色など変更したい場合もあると
思います。

そういう場合はマクロのソースを見る必要がありまが色を変更するだけとかだったら
そこまで難しくないと思いますがわけのわからんソースを見る必要はあるので
修正のポイントを説明したいと思います。


ソース修正前の準備

ソースを修正する前に以下のような準備が必要となります。

@ソースを編集するエディタを用意する

ソースを編集するにはテキストエディタが必要となります。
これが思ったより難しいです。
既存で使っているテキストエディタがあればそれを使っていただければいいわけですが
注意する点は標準の文字コードです。

当ソフトでは標準(2021/01時点)はSHIFT-JISでUTF8やUTF16を使う場合は
「BOMあり」を指定するという方向で作成しています。
※BOMとはUTF8、UTF16の文字コードを識別するファイルの先頭についてるコードです。

これまではSHIFT-JISという文字コードが日本では標準でしたが
Windows10標準のテキストエディタとしてはメモ帳がありますがこれはUTF8のBOMなしが
標準になっていたりとUTF8が標準になってきています。
またベクターのテキストエディタの先頭にあったMeryというソフトをダウンロードしましたが
標準はUTF8のBOMなしでした。

上記のようにUTF8のBOMなしが標準のテキストエディタを使用する場合は
表次郎マクロ登録のメニュー[オプション]-[オプション]より下図のように文字コードを
「UTF8」に選択してください。

  


A拡張子について

基本的に何でもいいんですがHSCを標準の拡張子としたいと思っています。
表次郎のソースという意味です。ググったらCAD関係のソフトで使用されているようですが
まあいいかなという程度です。
一応、ファイル選択のフィルタとしてはHSCとTXTにしているのでHSCの拡張子に
テキストエディタを関連付けしたくない
場合はTXTでも付けてもらえたらと思います。


アプリケーション用のマクロソースを取得する

@ソースを取得する

マクロ種類の「アプリケーション用」とは作者が作成したマクロとなります。
ソースの取得には図@のマクロソースファイルを選択して図Aソースコピーを押下すると
ファイルダイアログを表示するのでファイルを保存してください。
※マクロソースファイルは配布したファイルを直接編集すると再度ソフトを更新したときに
 上書きされるので編集しないようにしてください。

  

マクロソースを修正する

@ソースを開く

テキストエディタで「ソースコピー」で取得したファイルを開きます。
ここの例はカレンダーのマクロにおいてですがコメントで「パラメータ」と書いてあるところに
背景色の指定を定義してるのでRGB()の値を変えることで色を変更することが出来ます。

※極力ソースのはじめのほうに色などはパラメータ的に
定義しておこうと考えてますがソースによってはなってないものもあります。


   

該当の数字がどんな色になるかは表次郎マクロ登録のメニュー「ヘルプ」-「RGBをクリップボードへ取得」を
選択すると色ダイアログが開くので色を選択してOKを押すと
RGB([赤の色番号],[緑の色番号],[青の色番号])の内容をクリップボードへ取得します。
例としては「RGB(53,227,75)」という感じになるので色のところに貼り付けるよういしてください。

   

Bソースを変更して保存する

カレンダーのヘッダーの色を緑っぽいものに変更して保存します。

   

修正したマクロソースを登録する

@修正したソースを登録する

変更したソースを表次郎のマクロに登録します。
図@のマクロ種類から「ユーザー指定」を選択します。
次に図Aより修正したファイルを選択します。
後は図Bの「コンパイル」ボタンを押下して正常終了すればOKです。
マクロ名が重複している場合は上書きの確認がある場合は「はい」を押下。

   


Aマクロを実行する

表次郎のメイン画面でカレンダーを設定したい位置にカーソルを合わせて
メニュー-[マクロ]-[マクロの実行]または[Ctl]+[M]キーを押下すると下記のようにタイトル部分の色が変更
されてカレンダーを作成するようになります。